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第6章

こはくのうず – 第6章:ゴーストの中のゴースト

ニンジャのみんな、とぎれちゃってごめんなさい!わたしが、つぼに さわったとたんに、たいへんなことになったの。せつめいするわね。

とつぜん、べつの ゆめの世界にひっぱりこまれちゃったのよ。お母さんもそこにいて、ほかに100人くらい人がいた。かこにこはくマスターだった人々よ。ニンジャ、ガード、リーダー、コックさんまでいた。でもその後ろに、ひとりの人かげ があったの。

しょだいこはくマスターよ。

ちしきの波がおしよせてきたみたいだった。わたしのエレメントパワーの本当のれきしが どんどん見えたの。

エレメントマスターをうらやんで、イライラをつのらせているメタロニアンのかじ屋がいたの。

かじ屋は、しんぴてきな こはくが入った、曲がった古代の木にむちゅうになっているみたいだった。その木は、近づくものは何でも ー 虫でも人でも、エネルギーすらも ー ひきよせてしまうようだった。

それを知ったかじ屋が、クロノスチールをつくり出すことにせいこうし、エレメントマスターたちのパワーをいろいろなアイテムにむすびつけたのね。それを「うらみのつぼ」へと集めて、新しいパワーをつくり出した。それが、こはくのパワー。ほかのエレメントマスターから、エレメントをぬすむことができるの。

さいごには、うらみにみちた悲しい人生をおくった かじ屋のパワーは次の世代にひきつがれ、かじ屋はウー先生とガーマドンにやっつけられてしまった。かじ屋は、さいごにもう一度そのつぼで、しょだいスピンじゅつマスターが息子にわたしたギフトをすいこもうとしたんだけど、つぼの力が強くなりすぎたのね。かじ屋のたましいが、つぼにすいこまれてしまったの!きょうだいたちは、それをとうぜんのばつだと考えて、つぼを ふういんして、この はかに入れた。

おどろいたの何のって!こはくは、メインエレメントじゃなかったの?!こはくは、わたしのお父さんのような 自分勝手でいじ悪な人がつくったものだったの?

どうも しょだい こはくマスターは、ただのゆめじゃなかったみたい。今も つぼにとじこめられていて、にげだそうとしているわ。かじ屋はわたしの かこ を知っていた。わたしがエレメントマスターをあやつって、友人をきずつけていたことを。そして、わたしが心をあらためたことにがっかりしているのがつたわってきた。

わたしが何かを言おうとする前に、光が大きくはじけて、自分のまわりの世界が動きはじめるのがわかったの…そして、どんどん大きくなっていった…。